今までおこした事件?は数件ありますが、大きいものを載せておきます。
1.誤飲事件
家にきてから数ヶ月たったころ、ある日突然ご飯も水も全くとらなくなりました。ひたすらぐたっとして、急いで動物病院へ。その日は運が悪く、行きつけの病院や他の病院もほとんどが休みだったので、とりあえず開いている病院へ。急いでレントゲンと触診。しかしレントゲンには何も写らず、触診しても特に異物はないということで、これ以上はうちの病院では調べられないということでした。しかし相変わらずぐったりして何も食べず何も飲まない。やはりこれはヤバイと思い開いている違う病院へ。そこの先生がいい先生で、札幌で動物の救急診療をされていらっしゃる若い先生でした。細かくレントゲンをとってもらったのですが、やはり何も写らず。触診しても特に異常はないということでしたが、何も食べないと言うことはやはり胃の付近に異常があるのではないかというお話。触診した結果、経験から異物がある感触があるかもと言うことでした。胃の出口付近に何かが詰まっているかもしれないと。もし詰まっているのであれば、今日中に開腹手術をしないと細胞が壊死してくると言われました。明日ではおそらく間に合わないと。考えている暇もなく、すぐに手術をお願いしました。当日の夜手術して、1~2日入院して退院とのことでした。その日は病院に預けて帰宅。手術が終わったとの連絡を受けて、退院の日に迎えに行きました。結果はやはり胃の出口付近に30センチ位のじゃばらのようなもの(多分ガムテープ?)が詰まっていました。見せてもらいましたがかなり大きかったです。ワンコは術後まだ1日位しか経ってないのにすごく元気で、先生もこの子は元気だわと感心していました。
2.柴犬なぶり事件
近所で散歩中たまに会う柴犬がいます。オスかメスかわかりませんが、とにかくうちのワンコ(むっちゃん)に対して気が狂ったようにめちゃくちゃ吠えるんです。いつもうちのワンコの近くに来ると飼い主さんが抱っこして走って逃げていくくらい。うちのワンコもその子にだけはめちゃくちゃ吠えます。天敵か?というくらい。うちのワンコは訓練に入れる直前まで首抜けがすごくて、どんな首輪も2秒以内にスポッと抜いてしまいます。そのため抜けにくい首輪を探していろいろ試しましたが、どれもすぐに抜いてしまい駄目でした。しょうがないので胴輪を3重(首輪はすぐ抜けてしまうのでイージーウォーク+胴輪2重)にして散歩させていた位です。それでも抜けてしまうのではないかとヒヤヒヤしながら散歩していました。事件はまだイージーウォークだけしていた頃におこりました。家の近くには国道とマクドナルドやスーパーがあるのですが、その付近で例の柴犬と会いました。向こうはうちのワンコを見た瞬間、自分のワンコを抱っこしてマクドナルドの方に猛ダッシュ。うちのワンコはそれを見た瞬間イージーウォークをスポッと抜いて柴犬の方に猛ダッシュ。信号が赤の横断歩道をダッシュで渡りマクドナルドの方に消えていきました。車も沢山きていたので、クラクション鳴らされっぱなし&国道ストップ。ひかれなかったのが不思議です。その後マクドナルドの駐車場の方から車のクラクションと女性の悲鳴(柴犬の飼い主さん)が聞こえてきました。僕はその時点ですべてをあきらめていたので、ゆっくりマクドナルドの駐車場の方に行きました。すると例の柴犬に襲いかかっているうちのワンコと、悲鳴をあげている柴犬飼い主さんと、その周りにお年寄りから子供まで50人位のギャラリーがいました。丁度マクドナルドの隣が大きいスーパーなので。柴犬を襲っているうちのワンコを何とか捕まえて電柱に繋ぐと、マクドナルドから店長がでてきて間に入ってくれました。とりあえずこちらの電話番号を書いて渡しました。そして向こうは知り合いがスーパーにたまたまきていたのか、その車に乗って帰っていきました。その後電話が来ると思い待っていたのですが、結局電話はこず。今でも散歩中にたまに会います。相変わらず向こうは抱っこして猛ダッシュで逃げますが。
3.駐車場首抜け事件
いろいろと後から思い出すので都度追記していきます。むっちゃんが家に来て数日がたった頃、むっちゃんを買ったのはペットショップだったのですが、そこではペットの美容院も併設していて買ってくれたペットに対して1回のみ美容院代が無料というサービスをやっています。もちろん家のワンコも対象ですので、予約を入れて車で連れて行きました。それが間違いでした。目的地についても嫌がって車から降りようとしません。きっと返されてしまうと思ったのでしょう。やっとのことで降ろしたのですが、途端にスポッと首抜け。そこは駐車場で50台位の車が停められる広さです。その日は訪れるお客さんも多く、フリーダムになったワンコは縦横無尽に駐車場内を走り回り、車を止めまくって、最後は自動ドアが開いた店内に猛突進していきました。店内に入るとお客さんが会計しているカウンターにドンと乗っかってハフハフしていました。店員さんはあらあらと言いながら笑って見ていましたが、お客さんは怒った感じになっていました。やっとのことでその場で捕まえて車に連れて行きましたが美容院はあきらめました。店員さんに手伝ってもらおうとも考えたのですが、皆すごく忙しそうだったのでやめました。それ以来そのペットショップには連れて行かないようにしています。
4.肋骨骨折事件
家のワンコがまだ2歳くらいの時、クリスマスの日に近くのアウトレットでペットの写真を撮ってくれるというサービスをやっていました。もちろん有料ですが。暗くなってから行ったのですが、途中の道がガチガチに凍っていて渋滞になってなかなか車が進みません。これはあきらめるかと話していたのですが、ここまできたから行こうと言うことになりました。なんとか目的地のアウトレットに到着し、ワンコを車から降ろしたのですが、うれしくて車から降りた瞬間に猛ダッシュ。道がアイスバーンのように凍っていたのですが、その上をものすごく引っ張られて走った感じになっていました。数メートル引っ張られて進むと案の定滑って転びました。いつもはワンコを連れて行く時は靴にスパイクを付けているのですが、その日は車を運転することもあって付けていませんでした。転んだ時に正面や真後ろに転べばダメージは少ないのですが、その時は運悪く真横に転びました。肘から転んで脇に入ってしまい、てこの原理で転んだ瞬間あばらからボキッと音がしました。直後にすごい痛みが来てしばらく立ち上がれませんでした。あばらが折れたと思いました。結局僕はお店の方には行かず、何とか立ち上がって車に乗っていました。後日整形の緊急外来に行きレントゲンを撮ってもらいましたが、折れているかどうかははっきりとはわからないと言われました。あばらの場合はっきりとレントゲンには写らないそうです。とにかく安静にしていることしか出来ないというこで、コルセットを買って痛み止めを出してもらいました。運がいいのか悪いのか年末だったので、正月休みを当てることができましたが、2週間くらいはまともに動けず横になって寝ることもできないため、ずっと椅子に座ったままうとうとする毎日でした。後から思ったのですが、痛い箇所が前と後ろの2カ所だったので、おそらく2カ所折れていたんだと思います。もちろん痛いのを我慢しながら散歩は毎日していました。
5.ふらふら散歩事件
ある真冬の日に僕が風邪をひいてしまい熱がでて寝込んでいました。寝ていても意識が朦朧としていたので結構熱があったんだと思います。その日はまた運が悪く、むっちゃんがお腹を壊してうんちが下痢下痢でした。むっちゃんだけは外でしかトイレをしません。なので2時間おきくらいにうんちがしたくてピーピー言うんです。その度にふらふらと起き上がってダウンなど着込み散歩に連れて行っていました。外に温度計を置いているのですが、ー10度を超えるとLowという表示しか出なくなります。その時は夜と言うこともあってずっとLowでした。下痢をしているので1回の散歩で2~3回うんちをさせて家に帰っていました。途中で意識が飛んでいることが数回ありました。それを朝までずっと繰り返していました。憶えているのは12時・2時・4時に行った時です。布団で横になっている時、ふとママさんの方を見ると気持ちよさそうに爆睡していました。朝になりむっちゃんはお腹が落ち着いたようでした。僕も風邪は一段落したようでした。後から考えれば散歩中に倒れたらおしまいでしたね。真冬の夜中なんて人は通らないし、ママさんは爆睡してるし、道路も雪と氷でガチガチだし、多分1時間もしないうちに氷り漬けになっていたと思います。
5.ギックリ腰事件
これは事件と言うほどではないかもしれません。最近は1回の散歩の時間を少し短縮しています。理由は身体が持たないからです。今までは毎日3時間していましたが、さすがに50歳超えてくるといろいろ身体にガタがきます。ワンコが家に来て2歳くらいまでは毎日3時間半~4時間していました。その頃は僕もそれくらい散歩しても大丈夫でしたが、40代と50代では全然違うなと感じています。今は2時間~2時間半、多い時で3時間に抑えています。そんな時、仕事が休みだったので散歩時間が4時間近くになってしまった日がありました。その日は疲れたな~という感じだけだったのですが、夜からだんだん腰が痛くなってきて、次の日の朝は起き上がれないくらい痛くなっていました。症状はまんまギックリ腰です。その日はとりあえず仕事を休んで、次の日に病院に行きレントゲンなど撮ってもらいました。結果はギックリ腰と言うことでした。痛くてどうしようもないのでしばらく仕事を休み家で安静にしていました。もちろんその間にも、頑張って痛みを我慢しながら散歩は行っていました。2週間くらい痛みは完全にはとれませんでした
むっちゃんを飼い始めてから今でもずっと思っていることがあります。それはこの犬種は日本など狭い国では飼ってはいけない犬種ではないかと言うことです。牧場などの広いところでノーリードのまま自由に暮らせるところで飼う犬種ではないかと思います。最近では一時期の流行も終わり、飼う人もすごく減ってきていると聞きます。ブリーダーさんも売れなくて大変そうですし、フラットを飼いたい!と言っている人が実際にフラットを飼い始めたという話も聞いたことがありません。飼い始めた人も暫くすると見なくなりますし。ワンコが家に来て少ししてふとネットでフラットコーテッドという犬種を検索したところ、こう書いてありました。”この犬種は初心者が飼ってはいけない犬種No.1″。…………絶句ですわ。調べなきゃよかったと思いました。むしろなぜ飼う前に調べなかったのかということですよね?自分でもわかりません…。でももう家に来てしまったし、家になんて来なきゃよかったと思われないように日々頑張っております。が、そろそろ限界近いかな?と感じています。体力的にもヤバイです。散歩など代わりにしてくれる人がいる環境にあればいいのでしょうが、家は僕しかいないので熱がでてフラフラしている上に外の気温が-10度以下だろうが、下痢が酷くてお腹がめちゃくちゃ痛かろうが、あばらが折れたりギックリ腰で激痛が奔っていようが散歩を欠かしたことはありません。十数年前、あるテレビ番組(ガイアの夜明けみたいな番組)で六本木にある有名な動物病院を特集したことがあります。その病院はどんな動物も見ることが出来るということで、全国からいろいろな動物が集まってきていました。その番組の最後にレポーターが先生に動物を飼うと言うことはどういうことですか?という質問をしました。先生はこう答えました。”動物を飼うということは、自分の命を削って分け与えるということ”。僕は今でも自分が飼っている動物と対する時はこの言葉を忘れたことはありません。
大きい事件?はそんなところです。他にもボルゾイと喧嘩した事件やチワワ強襲事件、首抜けした事などは数え切れないくらいあります。その度に車がビュンビュン走っている通りに飛び出したりしていますが。不思議と轢かれないんですよね…。